小型犬用のキャリーバッグを、うちは6年で3回しか使っていません。
それでも、その3回は、どれも「無いと詰んでいた」場面でした。そして2回目と3回目のあいだで、犬の様子がはっきり変わりました。
使用回数が少ないぶん、1回1回をよく覚えています。買うかどうか迷っている方の役に立てばと思って書きます。

6年で3回。使った場面はこれだけ
- 1回目|2020年7月 保護犬のトリコを引き取りに行ったとき
- 2回目|2026年6月 四国から九州へ。佐田岬から大分へ渡るフェリー(キャリー必須)
- 3回目|2026年6月 宮崎カーフェリー。車から船内の部屋まで運ぶのに必須
1回目と2回目のあいだが、6年近く空いています。その間、車での移動でも、宿でも、使う場面がありませんでした。
つまりキャリーが要るのは、ほぼ「船」だけだったということです。犬連れで船に乗る予定がないなら、うちの経験では出番はほとんどありません。
🔴 横から入れようとして、失敗した
2回目の佐田岬のフェリー。ここでつまずきました。
6年ぶりのキャリーです。なかなか暴れて、入ってくれませんでした。前の扉を開けて、横から押し込もうとしたのですが、全然だめでした。
うちのキャリーは天面も開くタイプです。そちらを開けて上から入れたら、わりとあっさり入りました。


犬にしてみれば、狭い穴に頭から押し込まれるのと、上からそっと下ろされるのとでは、まるで違うのでしょう。
キャリーを選ぶなら、天面が開くものを。これはうちが実際に困って学んだことです。カタログの「3WAY」「上開き対応」は飾りではありませんでした。
2回目は固まり、3回目はすんなり


佐田岬のフェリーでは、入れたあともかなり固まっていました。知らない場所で、狭い箱に入れられて、船は揺れる。無理もありません。
ところが、同じ旅の宮崎カーフェリーでは違いました。
乗るときも降りるときも、すんなり入りました。ケースの中でも暴れません。もう慣れた、という感じでした。
大事なのは、これが同じ船の往復ではないということです。佐田岬のフェリーと宮崎カーフェリーは、別の航路・別の船です。それでも慣れた。つまり「その船に慣れた」のではなく、「キャリーそのものに慣れた」と言えます。
たぶん、何が起こるかを自分で把握したのだと思います。ここに入れられたら船に乗る。しばらくしたら出してもらえる。それが分かったのでしょう。
このシュナウザーという犬種は、頭がいいです。
ちなみに宮崎カーフェリーはペット同伴で泊まれる客室があり、部屋にケージと水入れが備え付けられていました。キャリーは「船に乗せるための道具」というより、車から部屋まで運ぶための道具です。航路や船によって扱いが違うので、乗る前に必ず確認してください。

短時間なら、キャリーより抱っこ紐だった
2026年3月、宮島に行ったときのことです。
フェリーに乗るので、ハードキャリーは一応持って行きました。でも、結局使いませんでした。
使ったのはトートバッグ型の抱っこ紐(スリング)のほうです。宮島のフェリーは犬OKで、乗船時間も10分ほど。それなら、抱っこしていられるスリングで足ります。


使い分けは、はっきりしています。
- 長時間の船・ケース必須の場面 → ハードキャリー
- 短時間の乗り物・施設の中・抱っこでいい場面 → スリング
厳島神社も「抱っこかキャリーならOK、床を歩かせるのはNG」でした。こういう場所では、すぐ抱き上げられるスリングのほうが動きやすいです。
買う前に考えておきたいこと
- 🔴 天面が開くものを選ぶ。前扉だけだと、嫌がる犬は入りません
- 船に乗る予定がないなら、出番は少ない。うちは6年で3回です
- 短時間ならスリングで足りる。2つ持っておくと、場面で使い分けられます
- 初めては嫌がって当たり前。うちは2回目で固まり、3回目で慣れました
最後にもうひとつ。犬を車や部屋に入れるうえで、ミニチュアシュナウザーは毛が抜けません。これは犬種を選ぶときの、かなり大きなポイントだと思っています。車の中も宿の部屋も、本当に楽です。
そのぶんトリミング代はかかりますし、口まわりの手入れも要ります。そこは差し引きです。
