白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)|もののけ姫の森を歩いた4時間半と、縄文杉の翌日でも歩けたという話

白谷雲水峡の原生林。岩も倒木も一面が苔むしている

このブログは犬と車で旅をする話を書いているところですが、プロフィールにも書いたとおり、犬が来る前は、あちこちよく旅行に行っていました。そのなかでとくに印象に残っている旅を書いています。2008年8月の屋久島、その最終日です。

この日は白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)。宮崎駿監督の「もののけ姫」のイメージと言われる森です。

ただし——前日は縄文杉に登っています。往復22km、約10時間。足は、まだパンパンのままでした。

この記事は2008年8月の記録です。料金・営業時間・交通の決まりは当時のものです。いま調べて分かったことは「いま調べたら」として書き足しました(2026年8月時点)。出かける前に、必ず最新の情報をご確認ください。

目次

白谷雲水峡のコースと所要時間|フルコースで4時間半

この日のコース原生林歩道 → もののけ姫の森 → 楠川歩道 → 弥生杉歩道(フルコース)
所要時間約4時間半(お弁当の時間を含む)
歩いた時間帯朝8時にホテルを出発 → 白谷雲水峡までタクシーで約1時間 → 午後1時半にお迎え
この日の移動手段タクシー(レンタカーは取れなかった)

白谷雲水峡は、原生林歩道や楠川歩道、弥生杉を見るコースなど、時間によっていくつかコースの選択が可能になっている。帰りの飛行機の時間から逆算してすべて回り切れそうだったのでフルコースで回ることにした。予想される所要時間はお弁当タイムを含めて4時間半

白谷雲水峡の読み方は「しらたにうんすいきょう」

読み方は「しらたにうんすいきょう」です。私も現地で聞くまで、正しく読めていませんでした。「白谷」は谷の名前、「雲水峡」はこの渓谷の名前で、屋久島町の町有林として整備されています。

🔴 縄文杉の翌日に歩けるのか|結論から言うと、歩けました

前日、縄文杉から帰ってきたときの記録には「もう足パンパンでくたくた」と書いてあります。その翌朝に、また4時間半歩くわけです。

結論から書きます。歩けました。そして白谷雲水峡のほうが、ずっと楽でした。

  • 縄文杉は往復22km・約10時間。白谷雲水峡はフルコースでも4時間半。まず長さが違います
  • ウィルソン株から先のような、急で長い階段が続く区間がありません。登り下りはありますが、性質が違います
  • 森の中なので直射日光が当たりません。これがかなり効きます
  • 途中の沢で靴を脱いで足を水につけられます。前日の疲れには、これがいちばん効きました

順番でいうと、縄文杉が先で、白谷雲水峡が後という並びは正解でした。逆だったら、2日目にもっと苦しんでいたと思います。

もし「どちらか一方だけ」という方がいたら、体力に自信がないなら白谷雲水峡だと思います。「屋久島に来る前に想像していたイメージ」に近いのは、じつはこちらでした。

2日目:縄文杉は何歳まで登れるか|51歳で最後尾だった記録

3日目の朝|JR屋久島ホテルの朝食と、モンステラの実

ホテルの朝食バイキングをトレイに取ったところ
朝食はバイキング。和洋そろっています

昨日は夕食後、もう一度温泉へ。誰もいない露天で海を眺めていたら、何とも不思議な感覚でした。まったりとしたお湯のとろみもたまりません。ここのお湯は最高ですね。

レストランの窓から見える海
レストランから眺めた海の景色

さてさて、ホテルの朝食です。お決まりのバイキング形式で、和洋そろっています。

JR屋久島ホテルを朝8時に出発。最終日の目的地である白谷雲水峡へと向かう。この日の移動手段はタクシー。昨晩、屋久島グリーンホテルからJR屋久島ホテルへの移動でお世話になった運転手さんである。

モンステラの実は、熟すのに2年かかる

車中でいろんな話を聞かせてくれた。その中の一つが、このモンステラの話。モンステラは写真のような観葉植物なのだが、これの実がめちゃくちゃ甘くて美味しいのだそうだ。

モンステラの葉と、白い実
モンステラ。観葉植物としておなじみです
モンステラの白い実のアップ
この実が、めちゃくちゃ甘くておいしいのだそうです

そう聞くとどんな実なのか興味がわくのが人情。途中の道路沿いで見れるということなので、わざわざ一時停車してもらって見学。モンステラの変わっているところは、その実が熟すのに2年くらいかかるところ。なので商売として栽培するには割が合わないそうである。写真のものは、まだ全然食べれないそうだが、何とも甘くておいしいのだそうだ。一度は食べてみたいもんですねぇ。

🔴 レンタカーなしの3日目|タクシーはいくらかかったか

この日はレンタカーがありません。白谷雲水峡までの往復と、そのあと空港までをすべてタクシーでまかないました。実際の領収書が残っています。

タクシーの領収書。9,680円
白谷雲水峡までの分。9,680円
タクシーの領収書。4,460円
白谷雲水峡から屋久島空港までの分。4,460円
2日目の夜屋久島グリーンホテル → JR屋久島ホテル 3,650円
3日目の朝JR屋久島ホテル → 白谷雲水峡 9,680円
3日目の午後白谷雲水峡 → 屋久島空港 4,460円
合計17,790円

安くはありません。ただ、この運転手さんがめちゃくちゃいい人で、この日の段取りをすべてやってくれました。

  • 散策中の荷物の置き場——最終日で大阪へ帰る日だったので、荷物の置き場に頭を悩ませていました。宮之浦の観光センターにコインロッカーがあると聞いていたのですが、行って空きがなければ途方にくれる
  • お弁当の手配——後で出てくる、竹の皮に包まれたおにぎり弁当
  • 16時の飛行機に間に合わせる段取り

多少タクシー代は高かったが、レンタカーのない状況で、しかも16:00の飛行機に間に合わなければならないという条件の中、安心して旅行できたのは何よりだった。

白谷雲水峡へ|足を踏み入れるとすぐ森の中

「白谷雲水峡案内図 ③現在地」の看板
入口の案内図。コースがいくつかに分かれています

タクシーに乗ること約1時間。目指す白谷雲水峡へ到着である。

森林生態系保護地域の説明板と、階段を上る登山者
足を踏み入れると、すぐ森の中

こちらの白谷雲水峡は、足を踏み入れるとすぐ森の中。特に原生林コースは苔むす樹々の中をゆっくりと登り下りするコースになっていて、昨日の縄文杉コースよりも、屋久島に来る前に想像していたイメージにぴったりだった。お盆のシーズンだというのに意外に人がいないのも自然を満喫する上で最高だった。

木の柵のある登山道を歩く人
整備された道を歩きます
大きな一枚岩の上を歩く登山者たち
岩の上を歩く区間もあります
沢と、そのそばを歩く人
沢に沿って進みます
吊橋を渡る人のシルエット
吊橋を渡ります

二代大杉|切株更新という育ち方

「二代大杉」の標識と大きな杉
原生林歩道に入ってすぐのところにあります

原生林歩道に入ってすぐのところに、この二代大杉がある。二代の由来は、一代目の杉の切り株の上に落ちた杉の種子が発芽して育ったものであることから。切株更新と呼ぶようで、昨日の縄文杉コースでもいたるところで見られたものである。屋久島ならではの人と自然の営みの組み合わせだとか。

杉の根元にできた大きな空洞
切り株の上に育つと、根元が空洞になります

原生林歩道は、一面が苔むしている

苔むした森と木漏れ日
森の中なので直射日光は当たりません
岩の壁一面を覆う苔
一面、苔です
苔に覆われた登山道
こういう道が続きます

この原生林歩道、コースとしては結構ハードではあるが、森の中のため直射日光は当たらずご覧のような一面苔むす状況。まさに森林浴といった感じで実に気持ちがいい。

沢の水に足をつけているところ
途中の沢で靴を脱いで小休止。極楽、極楽

途中の沢で靴を脱いで小休止。極楽、極楽。

——ここは、縄文杉の翌日に効きました。前日にパンパンになった足を冷たい水につけると、はっきり軽くなります。タオルを1枚持っていくことをおすすめします。

びびんこ杉|鹿児島弁で「肩車」

「びびんこ杉」の説明板
びびんこ杉の説明板
見上げたびびんこ杉
親子が肩車をしているように見える、というのが名前の由来

原生林歩道のコースには、ところどころ名前のついた杉があり、今コースのどのあたりまで来たかを確認するポイントにもなる。これはびびんこ杉と呼ばれる杉である。名前の由来は、平成11年に一般公募によって付けられた名前だとか。ちなみに「びびんこ」とは、鹿児島弁で肩車のことらしい。

命名者は、脇田さんという方で、命名当時は、屋久島の中学校の先生だったとか。命名の理由は、親子が肩車をしているような、ほのぼのとした風景からだそうだ。

三代槍杉と奉行杉

三代槍杉
三代槍杉。傾いた杉の枝が伸びて親杉になりました

お次は三代槍杉。この杉は傾いた杉の枝が伸びて親杉になったという変わった杉である。

見上げた杉と木漏れ日
見上げると、こうなっています
奉行杉の幹
奉行杉。幹に試し切りをした跡が残っています
奉行杉の根元
樹高24m、胸高周囲8.5m

こちらは奉行杉。なかなか貫禄のある杉で、白谷雲水峡のなかでも人気のある杉だそうです。幹に試し切りをした跡が残っています。樹高24m、胸高周囲8.5mあり、白谷雲水峡では、弥生杉についで最大級

二代くぐり杉とくぐり杉|くぐらなかった理由

根元に空洞のあるくぐり杉
下の樹が朽ちて、空洞になっています
くぐり杉のそばを歩く人たち
人がくぐって通り抜けられるようになっています

だんだんともののけ姫の森が近づいてきた。お次の名のある杉は、二代くぐり杉とくぐり杉。二代くぐり杉は切株更新、くぐり杉の方は倒木の上に別の杉が育った倒木更新でしょうか。どちらも下の樹は朽ち果ててなくなってしまっていて、空洞になっている。

空洞の部分は、人がくぐって通り抜けることができるようになっているので、この名前がついているのだろう。ただ、通り道には屋久杉の根がむき出しになっており、根を踏むことになっているので樹にはよくないのでくぐるのはやめておきました。

もののけ姫の森|想像していたより、人が少なかった

「もののけ姫の森」の標識と、岩と苔の森
いよいよ到着

いよいよ目的地である「もののけ姫の森」に到着しました。想像していたより人が少なく、まさに想像していた通りの場所でした。

苔むした木々と岩が広がる森
一面、苔むす樹々
もののけ姫の森の全景
この森を見て、アニメが作れるかどうかは才能の違いなんでしょうが
苔に覆われた岩と根
心洗われる気がします

まぁこれを見て、アニメが作れるかどうかは才能の違いなんでしょうが、一面苔むす樹々を見ていると、心洗われる気がするのは誰しも同じだと思います。しばし、ここで写真撮影と休憩。屋久島の旅もクライマックスを向かえ、終わりに近づいてきました。

竹の皮に包まれたおにぎり弁当|500円・要予約

竹の皮に包まれたお弁当
タクシーの運転手さんが手配してくれた弁当

もののけ姫の森で引き返して、ちょっとのところでお弁当にすることにしました。お弁当は、例のタクシーの運転手さんが、昨日手配をしてくれていた竹の皮に包まれたおにぎり弁当。自然の中では自然のものが似合うというこだわりで、お客さんに頼まれた時に手配するそうである。

菜っ葉にくるまれたおにぎりとエビ
おにぎりは菜っ葉にくるまれていて、エビも入っています

このお弁当ですが、安房にあるお店でお店の名前は忘れてしまいました。^^;お値段は500円で、あらかじめ予約をしておかないと買えないそうです。おにぎりも写真のように菜っ葉にくるまっていて、エビもはいっていてとっても美味しいものでした。満足、満足。

さつき吊橋と、楠川歩道を戻る

谷にかかる吊橋
午前中、原生林歩道への分岐点だったさつき吊橋
吊橋を渡る人
楠川歩道をひたすら戻ります

さて腹ごしらえの後は、楠川歩道をひたすら戻るだけです。午前中、原生林歩道への分岐点だったさつき吊橋が見えてきました。この辺りは6月頃にサツキの花が咲いてきれいなのだそうです。

弥生杉|白谷雲水峡でいちばん大きな屋久杉

さつき吊橋を渡ったところで、午後1時。タクシーのお迎え時間までには、あと30分あるので、往路に気づかず見過ごしてしまった弥生杉歩道を回ることにした。

「弥生杉 YAYOISUGI CEDAR」の説明板
樹高26.1m、胸高周囲8.1m、推定樹齢約3,000年、標高710m

説明板にはこうありました。

  • 樹高 26.1m
  • 胸高周囲 8.1m
  • 推定樹齢 約3,000年
  • 標高 710m
見上げた弥生杉
この弥生杉は白谷雲水峡では最大の屋久杉。存在感は抜群です

この弥生杉は白谷雲水峡では最大の屋久杉で、写真のようにその存在感は抜群。見ておいてよかった^^

🔴 ここは、時間が余ったら足してください。弥生杉歩道は入口の近くにあって、往路では気づかずに通り過ぎてしまいました。30分あれば回れます。

帰路|満天の湯で汗を流して、屋久杉せんべいとさつま揚げ

楽しかった屋久島旅行もついに終わって、鹿児島空港まで戻ってきました。白谷雲水峡からは、タクシーのお迎えで屋久島空港へ。

トレッキングで汗だくになっていたので、空港で搭乗手続きを終えて荷物をあずけた後は、空港前の満天という温泉で汗を流しました。この温泉、入浴料は1,500円とちょっと高めですが、サウナもあって都会によくあるスーパー温泉的な作りにもなっていて、2日間にわたったハードスケジュールの疲れを癒すにはぴったりでした。

鹿児島空港の展望デッキから見た滑走路と山並み
鹿児島空港まで戻ってきました

お土産を何にしようか悩みましたが、屋久島空港では、屋久杉せんべい、鹿児島空港では、さつま揚げを買いました。ふだんあまりさつま揚げなんて食べないのですが、このさつま揚げめちゃくちゃ美味しかったです。

🔴 いま調べたら|「満天」は、屋久島空港から徒歩1分の宿でした

この「満天」を探したら、すぐ見つかりました。天然温泉と縄文の宿「まんてん」です。屋久島空港から徒歩1分。いまも同じ場所にあります。

つまり「空港前の温泉」は、そのまま空港前でした。搭乗手続きを終えて荷物を預けたあと、歩いて行って、汗を流して、また歩いて戻る。それができる位置関係です。

  • 屋久島空港から徒歩1分(宮之浦港・安房港からは車で15分)
  • 大浴場・サウナ・露天風呂・湯上がりサロン。コインランドリーもあります
  • 私が入ったときの日帰り入浴は1,500円でした(2008年)。いまの料金と日帰り受付の時間は、宿に確認してください
  • 泊まる場合は最安16,500円/★4.18(165件)。入湯税150円が別途

🔴 これは、屋久島でトレッキングをする人ほぼ全員に効きます。縄文杉も白谷雲水峡も、帰ってくる頃には汗だくです。その足で飛行機に乗るか、湯につかってから乗るか——空港から徒歩1分なら、迷う理由がありません。

天然温泉と縄文の宿「まんてん」

屋久島空港から徒歩1分。大浴場・サウナ・露天風呂・湯上がりサロン。トレッキングの汗を流してから飛行機に乗れます。

📍 鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田812-33地図

天然温泉と縄文の宿「まんてん」 <屋久島>

山々の素晴しい景色や青い海、『まんてん』の星空もご覧いただけます。天然温泉の施設も充実。

天然温泉と縄文の宿「まんてん」 <屋久島> の外観天然温泉と縄文の宿「まんてん」 <屋久島> の客室
  • 最安 16,500円
  • 評価 4.18(165件)
  • 最寄 屋久島空港
  • サービス4.22
  • 立地4.37
  • 部屋4.00
  • 設備4.00
  • 風呂4.20
  • 食事4.35

屋久島空港から徒歩1分。宮之浦港より車で15分・安房港より車で15分。

天然温泉と縄文の宿「まんてん」 <屋久島> の地図

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🔴 その翌年、2009年8月に、もう一度行きました|宮之浦岳の縦走

「いつか必ずもう一度来る」と書いた、その翌年のことです。2009年8月、夫婦でもう一度、屋久島へ行きました。今度の目的は、あのタクシーの運転手さんに勧められた宮之浦岳です。

日程2009年8月5日(水)〜8月8日(土)/3泊4日/夫婦2名
目的宮之浦岳の縦走(8/6〜8/7の1泊2日)
装備屋久島のレンタル店で ストック2・スパッツ2・夏用シュラフ2・ロールマット2 を借りた
結果🔴 台風8号。山小屋まで行けずに引き返した

ガイドを探すところから、うまくいかなかった

宮之浦岳の縦走は、ガイドをお願いするところから始まります。2009年6月28日に、島のネイチャーガイドの事務所へ申し込みました。返事はこうでした。

残念ですが、この日はもう予約で詰まってしまい宮之浦岳―縄文杉一泊二日トレッキングキャンプの対応が出来ない状態です。わざわざお申し込みいただいたのですがお引き受けできません。……日帰りトレッキングであればまだ空きがありますが、如何でしょうか?

🔴 お盆前の屋久島は、ガイドが埋まります。6月末の時点で、8月上旬の1泊2日はもう取れませんでした。その日のうちに別の会社にも問い合わせて、なんとか別のガイドの方に引き受けていただけました。縦走を考えているなら、ガイドの手配はもっと早くのほうがいいと思います。

そして、台風8号

8月6日から7日にかけて、いよいよ縦走です。ところが台風8号が来ました。

山小屋までたどり着けず、引き返しました。宮之浦岳には登れていません。

最終日はヤクスギランド屋久杉自然館を見て帰りました。この日も雨。まさに雨の屋久島でした。

帰ってから、ガイドの方に書いたお礼のメールが残っています。

天候は台風8号の影響でよくありませんでしたが、おかげ様で屋久島の魅力を堪能することができました。……宮之浦岳には登れませんでしたが、また来年の楽しみとすることができました。脚力を鍛えなおして出直しをしたいと思います。

🔴 その「来年」は、まだ来ていません

脚力を鍛えなおして出直しをしたい——そう書いたのが2009年です。17年が過ぎました。まだ出直せていません。

2日目の記事に「行けるうちに行っておく」と書きました。それは51歳で最後尾だった実感から出た言葉ですが、じつは自分自身が、その「いつか」を17年ぶん先送りしてきたという話でもあります。

だから、もう一度だけ書きます。

「いつか行こう」の「いつか」は、たいてい来ません。体力にも、木にも、こちらの都合を待ってくれる理由はありません。

ウミガメ館には、リベンジできました

もうひとつ、この2009年の旅で果たしたことがあります。屋久島うみがめ館です。

1日目の記事に書いたとおり、2008年に行ったときは火曜日で休館でした。道路をへだてた向かいの永田いなか浜まで来ておきながら、看板の写真を撮って帰るしかなかったところです。

2009年の再訪で、もう一度行きました。今度は開いていました。小さいウミガメがたくさんいて、写真をずいぶん撮った記憶があります。

——その写真も、残っていません。消してしまったのだと思います。

1日目の記事:休館日で入れなかったときの話

ちなみに、この2009年の写真は1枚も残っていません

探しても出てきませんでした。同じ年に行った別の旅行の写真は残っているので、どこかにあるのかもしれませんが、いまのところ見つかっていません。

台風で登れなかった山の写真は、撮っていないか、撮っても残していないか、どちらかなのだと思います。2008年の屋久島がこうして残っているのは、そのとき、わざわざサイトを作って書いたからでした。書いておくというのは、そういうことなのだと思います。

白谷雲水峡を歩く前に、知っておくとよかったこと

  • フルコースで約4時間半(お弁当の時間を含む)。時間で選べるコースがいくつかあります
  • 🔴 縄文杉の翌日でも歩けます。むしろ縄文杉が先、白谷雲水峡が後という順番がよかった
  • 🔴 どちらか一方なら、体力に自信がない人には白谷雲水峡。「屋久島らしい森」に近いのは、じつはこちらでした
  • 森の中なので直射日光が当たりません。夏でもここは楽です
  • 沢で足を冷やせます。タオルを1枚持っていくこと
  • お盆でも人は少なめでした。縄文杉とはずいぶん違います
  • 弥生杉歩道は入口の近く。往路で見落としました。30分あれば回れます
  • くぐり杉はくぐらない。根がむき出しで、踏むと樹によくありません
  • 🔴 レンタカーなしでも回れます。ただしタクシー代は3日目だけで14,140円かかりました
  • 🔴 屋久島空港から徒歩1分に温泉があります(縄文の宿「まんてん」。当時の日帰り入浴は1,500円)。汗だくで飛行機に乗らずに済みます
  • 🔴 宮之浦岳の縦走ガイドは、早めに押さえること。6月末に申し込んで、8月上旬の1泊2日はもう埋まっていました

1日目:屋久島でレンタカーは必要か|1日だけ借りて島を1周した記録

2日目:縄文杉は何歳まで登れるか|51歳で最後尾だった記録

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