高千穂峡のボートは当日券で乗れた|予約を忘れて朝5時に並んだ記録【犬連れ・車で留守番】

犬を肩に抱いて噴煙の上がる山を見る人の後ろ姿

犬を連れて四国・九州を5泊6日で回った記録の4日目(6月11日)です。熊本の小田温泉から宮崎の高千穂へ抜けて、阿蘇まで上がって、また宮崎へ戻る。走行は約170kmでした。

この日いちばん書きたいのは、高千穂峡のボートに、予約なしで乗れた話です。

正確に言うと、予約を取るのを忘れていました。気づいたときには空きがひとつもなく、そのまま前日を迎えて、宿の人に言われたとおり朝5時に宿を出て、並びました。結果は、ネット予約で取れる時間帯よりも早い舟に乗れました。

そしてもうひとつ。この日の行き先は、その行列で会ったご夫婦に決めてもらったようなものでした。

目次

この日の行程|高千穂観光を、朝5時から詰めた1日

5:00ごろ小田温泉「花心」を出発(朝食はキャンセル)
6:57高千穂峡着。当日券の列に並ぶ
8:41〜🔴 貸しボートに乗船(30分)。トリコは車で留守番
9:36〜9:50国見ヶ丘(中畑神社遥拝宮・標高513m)
10:22〜10:27高千穂神社(秩父杉・神楽殿)
11:20〜12:12天岩戸神社天安河原
12:24帰りの売店でソフトクリーム
14:44〜14:53🔴 草千里ヶ浜(阿蘇)。行列で会った人に教わって
15:27南阿蘇パノラマライン展望所
16:46五ヶ瀬の里キャンプ村にチェックイン
18:06〜バンガローの前でバーベキュー
この日の宿泊費21,850円(2食付・2名+犬1匹)

前の晩、宿の会計で「5時に出て並べ」と言われた

高千穂峡の貸しボートは、ネットで予約が取れます。旅の計画表にも「5月28日 朝9時ちょうどに予約」と、赤字で書いてありました。

忘れていました。

思い出して予約ページを開いたときには、空きはひとつも残っていません。それでも旅程は動かせない。諦めるしかないかと思いながら、そのまま前日を迎えました。

泊まっていたのは、熊本の小田温泉「花心」です。会計のときに、だめ元で聞いてみました。予約が取れなかったんですが、どうにかなりませんか。

5時ごろに出て並べば、当日枠がいくつかあります。それにかけるしかないですね。

あと、第一駐車場に入れないと、まず無理です。

あとから制度を調べて分かったのですが、この方は仕組みを知っていて言っています。ネット予約は乗船日の2日前の朝9時で締め切られ、そこで売れ残った分が当日券として出ます。つまり「当日券が何枚出るか」は、締め切りが過ぎるまで誰にも分かりません。

宿の人の言葉は、「残っている可能性はある。あとは何時に並ぶかだ」という意味でした。

暗いうちに宿を出て、6時57分に着いた

翌朝、まだ暗いうちに花心を出ました。朝食は前の晩にキャンセルしています。宿の方は嫌な顔ひとつせず、かわりに前夜の食事のビール代をサービスしてくれました。

山を越えて、高千穂に着いたのが6時57分でした。

🔴 高千穂峡の駐車場|「第一駐車場に入れないと、まず無理」

宿の会計の人には、当日枠の話とあわせて、もうひとつ言われていました。第一駐車場に入れないと、まず無理ですよ、と。

意味は、行ってみて分かりました。高千穂峡の駐車場は、ボート乗り場のすぐ近くにあるものと、そこから歩いて15分・20分かかるものに分かれます。上のほうに停めてしまうと、そこを歩いて降りてくるあいだに、当日券の列は伸びています。並ぶ時刻の勝負なのに、駐車場でもう差がついてしまう。

6時57分に着いた時点で、第1御塩井駐車場は、まだ空いていました。そして列は、私たちが2番手。先に並んでおられたのは、ご夫婦がひと組だけです。

🔴 ところが、そこからです。私たちが着いたあと、車が続々と入ってきて、1時間もしないうちに第一は満車になりました。つまり8時前には、もう停められません。私たちは、たまたま間に合っただけです。

🔴 ここで大事なのは、1,000円が「1日」の料金だということです。時間貸しではありません。だから、ここに停めたまま高千穂神社や天岩戸神社を回る人がいます。つまりボートに乗らない人の車も、朝から入って、そのまま動かない。一度埋まったら、昼まで空かないということです。「早く行く」以外に手がないのは、そのためです。

🔴 いま調べたら|高千穂峡の駐車場は3か所、料金と徒歩時間

  • 🔴 第1御塩井(みしおい)駐車場|1,000円/貸しボート乗り場にいちばん近い。⚠️ ボート専用の駐車場ではありません(観光協会が明記しています)
  • あららぎ駐車場|1,000円/ボート乗り場まで徒歩約15分(約700m)
  • 大橋駐車場|800円徒歩約20分(約1km)2026年4月1日から有料になりました
  • 満車のときは、係員の案内に従うことになります。停める場所を自分では選べません

料金は2025年8月1日に1,000円へ改定されたもので、私たちが行った2026年6月も1,000円でした。金額も運用も変わります。行く前に高千穂町観光協会で確かめてください。

そして、並びます。

🔴 待ち時間が、まったく長く感じなかった

1時間だったか、1時間半だったか。正直、覚えていません。

行列の1番手に並んでおられたのが、福岡から来られたご夫婦でした。博多だったと思います。何をするでもなく待っているので、自然に話しはじめました。

そのうちに、ご主人のお父さんが旧国鉄の人だと分かりました。うちの親父も国鉄です。それだけで、話は勝手に転がっていきます。

さらに聞いていくと、ご主人はもともと大阪の出身でした。そして最後に、うちの妻と小学校の校区が同じだと分かりました。

宮崎の山の中で、朝7時から並んでいて、その隣にいた人と、そこまで手繰り寄せられる。全然、長く感じませんでした。

前の日は、カフェのオーナーと、フェリーで相席になった漁師さんのご夫婦でした。この旅は、本当によく人と話が弾みました。そしてこのあと、このご夫婦のひとことで、この日の行き先が変わります。

高千穂峡の観光は、ボートから|当日券で乗れた時間は8時41分

乗れたのは8時41分

🔴 これは、ネット予約で取れる時間帯よりも早い舟です。つまり並んだほうが早かった。予約が取れていたとしても、この時間には乗れていません。

もちろん、当日券が出るかどうかは運です。ただ、「予約が取れなかった=乗れない」ではないことと、早く並べば、予約より早い時間に乗れることがあることは、書いておく値打ちがあると思います。

高千穂峡の真名井の滝と、峡谷に浮かぶ貸しボート
8時41分。舟の上から見た真名井の滝。

写真で見ていた景色が、目の高さに来ます。滝を見上げるのではなく、水の上から正面で見る。これは舟に乗らないと分かりません。

柱状節理の岩壁の間を落ちる真名井の滝
岩が柱のように割れています。柱状節理というそうです。
ボートの舳先ごしに見る真名井の滝
舳先の向こうに滝。手漕ぎなので、思ったところに進みません。

手漕ぎです。そして、まっすぐ進みません。滝の正面で止まって写真を撮ろうとしても、じわじわ流されます。ここは笑うところでした。

貸しボートの上でポーズをとる女性と、背景の真名井の滝と橋
予約を取り損ねて、当日券で乗った舟の上。
滝の下に集まる何艘もの貸しボート
朝いちばんでも、滝の下はこの混み具合でした。

朝いちばんでも、滝の前は舟でいっぱいです。この日は団体のお客さんも多く、とにかく人が多い。「超激戦」と言っていいと思います。

峡谷を渡るアーチ橋を舟の上から見上げた写真
見上げると橋。高千穂峡はここを舟で通ります。

🔴 高千穂峡の写真では分からないこと|滝を、水の上から正面で見る

行く前に見ていた高千穂峡の写真は、どれも遊歩道から見下ろした真名井の滝でした。舟に乗ると、その滝が目の高さに来ます。見上げるのでも見下ろすのでもなく、水の上から正面で見る。これだけは、写真では分かりませんでした。

🔴 いま調べたら|予約は2週間前の午前9時から、2日前まで

  • 予約できるのは、乗船日の2週間前の午前9時から、2日前の午前9時までです。私たちが6月11日に乗るなら、受付開始は5月28日の朝9時。計画表の日付はここから来ていました
  • 🔴 当日券の枚数は、ネット予約の残り具合で変わります。締め切ったあとに残っていた分が当日券になります
  • ⚠️ 「完全予約制日」に指定された日は、予約で完売すると当日券が出ません。日によって扱いが違います
  • 当日券が何枚出るかは、予約締切後に高千穂町観光協会のサイトで告知されます。行く前に見ておくこと

料金は平日で1艇4,100円でした(私たちが予約しようとした時点)。🔴 いま調べたら、1艇5,100円・30分(超過10分ごとに1,000円)に変わっています。最新は高千穂町観光協会予約サイトで確かめてください。

結論としては、取れるなら2週間前の9時に取るのがいちばん確実。取り損ねても、朝いちばんに並ぶ手が残っています。ただし、それは「完全予約制日でなければ」の話です。

🔴 犬はどうしたか|結論、車で留守番です

「高千穂峡 ボート 犬」で検索して来られた方のために、はっきり書いておきます。

トリコは車で留守番でした。

もともとの計画では、ボートに乗るのは妻ひとりで、私はトリコと遊歩道の上から手を振る予定でした。犬がいる以上、それが当たり前だと思っていたからです。

実際にはこうなりました。

  • 朝が早い。8時40分の高千穂峡は、まだ暑くありません
  • 高千穂峡は、そもそも涼しい。谷の底で、水の上です
  • 乗船は30分。受付でそう言われました
  • だから車の窓を少し開けて、夫婦2人で乗りました

正直に書くと、不安はありました。ただ、この3つ(早朝・涼しい場所・30分)が揃っていたので、そうしました。これが真夏の昼だったら、絶対にやりません。妻ひとりで乗ってもらって、私は外で待っていたと思います。

犬連れで行くなら、「何時の舟に乗るか」は、犬を車に残す時間の話でもあります。早い時間に乗れたことは、そういう意味でも良かった。

国見ヶ丘|標高513mまで、車で上がれます

舟が早く終わったので、時間が余りました。予定になかった場所へ行けます。

まず向かったのが国見ヶ丘。雲海の名所として知られている展望台です。

着いてすぐ、駐車場の端に小さなお社がありました。

国見ヶ丘の駐車場そばに建つ中畑神社遥拝宮の社殿
国見ヶ丘の駐車場の端にある、中畑神社の遥拝宮。

中畑神社の遥拝宮です。中畑神社そのものは、ここから2kmほど山を下ったところにあります。遠くの神社を、ここから拝むためのお社ということです。

🔴 あとで調べて、ここでいちばん驚いたのがこれでした。この神社の御祭神は建磐竜命(たていわたつのみこと)。神武天皇の孫にあたる神で、九州を治めるよう命じられ、日向を経て阿蘇へ向かう途中、この丘で四方を見渡した——それが「国見ヶ丘」という地名の由来だと伝わっています。

そして建磐竜命は、阿蘇神社の主祭神です。

このあと私たちは、まったく別の理由で阿蘇へ向かうことになります。狙ったわけではありません。ここでその話を知っていたら、もう少し丁寧に手を合わせていたと思います。

苔むした石段が林の中へ続いている
その脇から、苔むした石段が上へ続いていました。
国見ヶ丘から見おろす高千穂の谷と集落
上がってすぐ、これが見えます。
標高513メートル 高千穂町 国見ヶ丘と刻まれた標柱
標高513m。車で上がれます。

🔴 犬連れにはありがたい場所です。標高513mまで車で上がれて、駐車場から展望台まではすぐ。登らなくていい展望台というのは、犬にも、こちらの脚にも助かります。

祖母傾国定公園 国見ヶ丘と刻まれた石柱
祖母傾国定公園、国見ヶ丘。
岩の上に置かれた三体の石像と碑文
岩の上に三体の像。
国見ヶ丘に立つ刈干切唄の歌碑の看板
「ここの山の刈干しゃすんだよ」。刈干切唄の歌碑がありました。

「ここの山の 刈干しゃすんだよ 明日はたんぼで 稲刈るかよ」。高千穂に伝わる刈干切唄の歌碑です。山の草を刈り終えた、次は田んぼだ——という、それだけの歌詞が、この景色の前に立っていると効きます。

雲海は出ませんでした

国見ヶ丘の解説板。雲海の写真が載っている
解説板の写真は雲海。秋の朝に出るそうです。この日は青空でした。

解説板に載っている写真は、谷を埋めつくす雲海です。私たちが行ったのは6月の朝9時半。気持ちのいい青空でした。

雲海が目当てなら、この時間に行っても出ません。そこは割り切って、遠くまで見渡せたことを喜ぶ場所です。

高千穂神社の秩父杉|大河ドラマで見た畠山重忠が、八百年前に植えた木

次に寄ったのが高千穂神社。ここも予定にはありませんでした。

秩父杉の標柱と巨樹百選の解説板
高千穂神社の秩父杉。樹齢八百年と書かれています。

正直に書くと、私はこの木を、樹齢八百年の巨木として見に行ったのではありません。

🔴 立て札に書かれていた、植えた人の名前を見たからです。

畠山重忠。

2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、中川大志さんが演じていたあの人です。武蔵の若武者で、謹厳実直、知勇兼備。「武士の鑑」と言われる役どころでした。

あれが好きで、本まで買いました。

人物叢書『畠山重忠』貫達人 著、吉川弘文館の本の表紙
大河ドラマを見て買った本。吉川弘文館の人物叢書です。

これです。人物叢書の『畠山重忠』(貫達人 著・吉川弘文館)。ドラマの関連本ではありません。研究者が書いた、硬いほうの本です。

その人が、八百年前に、源頼朝の代参としてこの地に来て、手ずから植えたと伝わる杉が、いま目の前に立っている。画面の中で見ていた人物が、急に、足元の地面とつながりました。だから、この木を撮りました。

柵に囲まれた1本の杉に、「秩父杉」の標柱と、「みやざき新巨樹100選」の札が立っています。解説板には、こう書かれていました。

  • 樹齢:八〇〇年
  • 幹周:7.2m/樹高:55m
  • 約八百年前、源頼朝の代参として、秩父ノ庄司 畠山重忠が手植えした杉と伝わる
見上げた秩父杉の幹と枝
見上げたところ。樹高55m、幹周7.2m。

立て札の表記は「秩父ノ庄司 畠山重忠」宮崎の山の中に、関東の武将の名前がついた木が、八百年立っているということです。

ドラマを見ていなければ、たぶん素通りしていました。旅先で足が止まる理由は、いつも景色とはかぎりません。

高千穂神社の神楽殿。扁額に神楽殿と書かれている
高千穂神社の神楽殿。ここで夜神楽が舞われます。

境内にある大きな建物が神楽殿。高千穂の夜神楽は、ここで見られます。私たちは昼に通っただけですが、夜にもう一度来る価値のある場所だと思いました。

天岩戸神社と天安河原|石を積む場所

天岩戸神社の鳥居と、天女の描かれた絵馬
天岩戸神社。絵馬に天女が描かれていました。
白木づくりの天岩戸神社の社殿
社殿。白木が新しい。
しめ縄が巻かれた御神木の幹と解説板
御神木。根元にしめ縄が巻かれています。

そして、ここから歩いて天安河原(あまのやすかわら)へ。

天安河原の洞窟の中に無数に積まれた石
天安河原。石が、見渡すかぎり積まれています。

大きな洞窟の中と、その手前の河原に、石が積まれています。ひとつやふたつではありません。足の踏み場のあるところ以外、全部です。

天安河原の奥にある解説板と石灯籠、積まれた石
奥まで、ずっとこれが続きます。
天安河原の洞窟の前で犬を抱いて立つ人
トリコを抱いて。ここは石の上を歩くので、下ろせません。

🔴 犬連れの注意点はここです。天安河原は、積まれた石のあいだを歩く場所です。犬を自由に歩かせると、人が積んだ石を崩します。抱いていくのが正解でした。

参道も土と石段です。抱いて歩ける大きさの犬でないと、ここは難しいと思います。

帰りの売店で、ソフトクリーム

ソフトクリームに鼻を近づけるミニチュアシュナウザー
帰りの売店でソフトクリーム。匂いだけ。

天安河原から戻る途中の売店で、ソフトクリームを買いました。トリコは匂いだけです。この顔をされると、こちらが悪いことをしている気になります。

🔴 阿蘇の草千里が良かったですよ、と聞いたから逆方向へ走った

ここからが、この日いちばん予定と違ったところです。

この日の宿は、高千穂からにある五ヶ瀬町。ところが私たちは、北の阿蘇へ向かいました。

理由はひとつです。朝、ボートの行列で1番手だったあのご夫婦に、「草千里が良かった」と教わったから。

草千里ヶ浜の草原と池、奥に阿蘇の外輪山
草千里。行列で会ったご夫婦に教わって来ました。

ほんとうに、行って良かった。

草の海です。真ん中に池があって、その向こうに山が寝そべっている。写真では、この広さは伝わりません。点のように見えるのは、全部人です。

草原の一本道を犬を連れて歩いていく人の後ろ姿
池のほうへ下る一本道。ここはトリコも自分の脚で歩きました。

🔴 ここは、トリコが自分の脚で歩けた数少ない場所でした。踏み分け道がゆるく下っていて、車も来ない。段差もない。犬連れの旅で、いちばんありがたい地形です。

犬を肩に抱いて噴煙の上がる山を見る人の後ろ姿
噴煙が上がっているのが中岳。トリコは肩の上です。

向こうに噴煙が上がっています。生きている山を、こんなに近くで、しかも犬を抱いたまま見られる場所は、そうありません。

そして、ここが建磐竜命が向かった阿蘇です。朝、国見ヶ丘でその神様の遥拝宮の前を通ってきたことを、私はこのときまったく知りませんでした。

南阿蘇パノラマライン展望所

南阿蘇パノラマライン展望所の案内図と、南阿蘇の眺め
南阿蘇パノラマライン展望所。看板に現在地が出ています。
展望所から見おろす南阿蘇の田園と外輪山
見おろすと、田んぼが一面に。

草千里から下る途中にある展望所です。カルデラの底に田んぼが広がっていて、その向こうを外輪山がぐるりと囲んでいる。阿蘇が「山」ではなく「へこんだ大地」なのだと、ここで分かります。

ここも駐車場のすぐ横です。降りて、柵まで数歩。犬連れにはこういう場所がありがたい。

五ヶ瀬の里キャンプ村|バンガローで、ホルモンのバーベキュー

阿蘇から南へ戻って、16時46分にこの日の宿へ。宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬の里キャンプ村&ゲストハウスです。

木造のバンガローと、その前に停めた車
外観。車はすぐ横に停められます。

ファミリーバンガロー【トイレ付】の中

バンガローの和室。畳の上に布団がたたんで置かれている
五ヶ瀬の里キャンプ村のファミリーバンガロー。畳です。

畳です。布団がたたんで置いてあります。キャンプ場のバンガローというより、山の中の小さな和室という感じでした。

バンガローの流しとコンロ、洗面台
流しとコンロ。シャワーは付いていません。
バンガローの洋式トイレ
トイレは部屋の中。和式を洋式にしてあります。

予約したときの案内に、こう書かれていました。

  • ファミリーバンガロー【トイレ付】/◆トイレあり ※和式を洋式にしてご利用頂いております
  • 🔴 ◆シャワーは管理棟一階に共同シャワーが一箇所ございます

部屋にトイレがあるのは大きいです。夜中に外へ出なくて済みます。そのかわり、シャワーは管理棟まで歩きます。1か所しかないので、混む時間はずれると思います。

そして——テレビはありません。

この旅、2日目の瀬戸アグリトピアもテレビ無しでした。6泊のうち2泊がテレビ無し。犬と泊まれる宿を選んでいくと、こういう構成になりがちです。

🔴 夕食は「宮部の特ホル」でバーベキュー

予約したのは【夏季限定★2食付】夜は宮部の特ホルでBBQ♪朝は羽釜を使ってみんなで朝食作り体験♪というプランです。

バーベキューの食材。肉のパックと野菜がテーブルに並んでいる
2食付きプランの夕食。食材が用意されています。

食材は用意されています。肉のパックが3つ、野菜のトレー、それにご飯。あとは自分たちで焼く形です。

コンロで炭に火をつけて煙が上がっている
火起こしから自分でやります。

火起こしからです。着火剤はありました。ここは慣れていないと少し手間取ります。

網の上で焼かれている肉と野菜
焼きはじめ。
網の上のホタテと玉ねぎ、奥にビール瓶
貝も付いてきました。

プラン名にある「宮部の特ホル」——地元のホルモンです。キャンプ場の夕食で「ホルモン」が主役というのは、初めてでした。そして、貝まで付いてきます。

🔴 帰ってから調べたら、この「宮部の特ホル」は、五ヶ瀬町のふるさと納税の返礼品にもなっていました。「宮部の特ホル・塩ホル詰合せ」で、寄付金額は10,000円。あの夜に焼いたものを、家で焼けるということです。

宿の夕食に出たものが、そのまま取り寄せられる。旅先で食べたものの名前を覚えて帰ると、こういうことがあります。

宮崎の地ビール「ひでじビール」

テーブルに置かれたひでじビールの瓶
宮崎のひでじビール。黄色いラベルは日向夏です。

宮崎ひでじビールの「九州CRAFT 日向夏」。黄色いラベルは日向夏の色です。山の中で、炭火の前で、これを飲む。旅先の地ビールというのは、味の記憶より場所の記憶になります。

この宿のこと(正直なところ)

  • この日払った額:21,850円(2食付・2名/23,000円からクーポン1,150円引き)
  • チェックイン15:00/駐車場15台/楽天トラベルの最安は3,800円〜
  • ⚠️ 楽天トラベルの評価は★2.14(19件)と、決して高くありません

評価の数字は、隠さず書いておきます。私たちは満足しましたが、旅館やホテルのつもりで行くと、たしかに違うと思います。「畳の部屋がついたキャンプ場」だと思って行く場所です。火を起こして自分で焼くのが面倒な人には向きません。

逆に、犬を連れていて、外で飯を食いたい人には、これ以上ないと思いました。部屋の前がそのまま食卓です。

五ヶ瀬の里キャンプ村&ゲストハウス

宮崎県五ヶ瀬町のキャンプ場&ゲストハウス。トイレ付きのファミリーバンガロー。シャワーは管理棟1階の共同シャワーが1か所。夏季限定の2食付きプランは、夜が宮部の特ホルでBBQ、朝は羽釜でご飯を炊く体験つき。テレビはありません。駐車場15台。楽天トラベルの紹介文には「ペット同伴も可能※別途料金要」とあります。

📍 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所141-イ地図

五ヶ瀬の里キャンプ村&ゲストハウス

高千穂まで車で10分 緑が美しいバンガロー ペット同伴も可能※別途料金要

五ヶ瀬の里キャンプ村&ゲストハウス の外観
  • 最安 3,800円
  • 評価 2.14(19件)

熊本駅または熊本空港よりお車(空港から五ヶ瀬町役場までは、1日2本のバスがあります)役場から送迎可能です

五ヶ瀬の里キャンプ村&ゲストハウス の地図

Supported by 楽天ウェブサービス(料金・空室情報は楽天トラベル提供。変更される場合があります)

テレビが無い宿の、夜の過ごし方

山の稜線に沈む夕日とオレンジ色の空
19時53分。テレビはありません。見るものは、これでした。

19時53分。

テレビが無いと、日が落ちるのを見ます。それだけのことなのですが、家では絶対にやりません。

ちなみに、この旅で2回テレビ無しを経験したので、その後の旅では40インチのテレビを車に積んでいくようになりました——という話は、また別の記事で書きます。

4日目に分かったこと

  • 🔴 高千穂峡のボートは、予約が取れなくても諦めない。ネット予約は2日前の朝9時で締切、売れ残りが当日券になります。朝いちばんに並べば乗れることがあります(完全予約制日を除く)
  • 予約は乗船日の2週間前の午前9時から。取れるならここで取るのがいちばん確実
  • 🔴 駐車場は第1御塩井へ。6時57分でまだ空き、8時前には満車でした。1,000円は1日料金なので、ボートに乗らない人の車も朝から入って動きません。上の駐車場(あららぎ・大橋)からは徒歩15〜20分かかります
  • 🔴 犬は舟に乗せられません。私たちは車で留守番にしました。早朝・涼しい谷・30分という条件が揃っていたからで、真夏の昼なら1人ずつ交代で乗ります
  • 国見ヶ丘は標高513mまで車で上がれる。展望台まで数歩。犬連れに向いています
  • 雲海は秋の朝。6月の午前9時半では出ません
  • 🔴 天安河原は犬を抱いていく。積まれた石を崩します
  • 草千里は、犬が自分の脚で歩ける数少ない場所。段差がなく、車も来ません
  • 五ヶ瀬の里キャンプ村は、部屋にトイレあり・シャワーは管理棟に1か所・テレビ無し。畳の部屋がついたキャンプ場だと思って行くこと

そして、この日いちばん残ったのは、行き先を人に教わったということでした。

前の日は、カフェのオーナーに豊後森機関庫を教わって寄り道しました。この日は、宿の会計の人に「5時に並べ」と言われて舟に乗れて、行列で会ったご夫婦に「草千里が良かった」と言われて阿蘇へ上がりました。

計画表に書いてあったことより、この2日で人から聞いたことのほうが、ずっと良かったです。犬を連れていると、なぜか人と話す機会が増えます。それが、この旅のいちばんの収穫でした。

1日目:徳島で犬と入れたカフェ806と、一棟貸しの宿「四季灯り」

2日目:犬と佐田岬灯台へ|スーパー林道を諦めた日と、包丁が切れないログハウス

3日目:犬と九四フェリーで九州へ|三崎→佐賀関の料金と予約、黒川温泉に犬OKの宿が無かった話

→ 船に犬を乗せる話はキャリーバッグの記事にも書いています。

最終日:犬と同室で宮崎カーフェリーに乗る|ファーストウィズペットの中と、うのこの滝で半泣きになった朝

宮島は犬と泊まれるか|島に駐車場はなく、わんこプランでも犬のご飯は出ませんでした

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